子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)本無料ダウンロード
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
阿部 彩 / 本
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)本無料ダウンロード - 阿部 彩による子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)は岩波書店 (2008/11/20)によって公開されました。 これには257ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、37人の読者から4.2の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書) の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : 子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)
作者 : 阿部 彩
ISBN-104004311578
発売日2008/11/20
カテゴリー本
ファイル名 : 子どもの貧困-日本の不公平を考える-岩波新書.pdf
ファイルサイズ20.46 (現在のサーバー速度は21.42 Mbpsです
子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)本無料ダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 健康、学力、そして将来…。大人になっても続く、人生のスタートラインにおける「不利」。OECD諸国の中で第二位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 阿部/彩 マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年より、国立社会保障、人口問題研究所国際関係部第2室長に就任。厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査検討会」委員、内閣府男女共同参画会議監視・影響調査専門調査会「生活困難を抱える男女に関する検討会」メンバーなどを務める。『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、2008年)にて第51回日経・経済図書文化賞を受賞。研究テーマは、貧困、社会的排除、社会保障、公的扶助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
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近年、格差や貧困が社会問題化している。そこで問題となるのは若年層や高齢者が多かったような気がする。しかし、もっと重要な意味を持つ年代層があるのだ。それは子どもである。なぜ、子どもの貧困が重要な問題であるのか。まず、子ども自身には何の責任もないからである。そして、子ども時代に貧困にさらされると発達に影響が出たり、十分な教育機会が与えられないなど、貧困の再生産につながる可能性が高いからである。国の未来を作るのは子ども達である。よりよい未来のためには子ども達に十分な発達と教育の機会が与えられねばならない。では、日本では子どもの貧困問題に十分な対応が出来ているのか。本書を読めばわかるが、残念ながらお粗末な状況である。そんなお粗末な貧困対策の中でも最も問題となるのは母子家庭の問題である。OECD諸国の中で、日本は一人親世帯の貧困率は4位、一人親世帯の子どもの貧困率は3位である。さらに唖然とするのは再分配後に貧困率が上昇するという事実である。つまり、母子家庭は税金を納め、社会給付を受けると終始はマイナスになるのである。最初はよく理解できなかった。働く方が損をするということになってしまうのだ。母子家庭は頑張りすぎるほど頑張っている。それでも子ども達は貧困に置かれ、十分な教育や環境を与えられず、十分な職に就く機会が無く、貧困が継承されるという悪循環になってしまっているのだ。ただ、政策の不備をあげつらうだけでは不十分である。国民の意識が子どもへの十分な対策を求めていないことが政策に反映されているからである。国民もすべての子どもに最低限の機会や環境を保証するように意識を変えていかねばならないだろう。しゃれではないが貧困な貧困対策というのが日本の現状である。本書の最後には貧困対策についてのいくつかの提案が載せられている。「少子化対策でなく、子ども対策を」というスローガンには大賛成である。十分な子ども対策があればこそ出生率も上昇するであろう。まず出生率ではなく、豊かな教育環境・社会対策こそが急務であろう。
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