プラレール大図鑑 (2004~2005) (Neko mook―Neko hobby mook (614))

プラレール大図鑑 (2004~2005) (Neko mook―Neko hobby mook (614)) の詳細

同社刊行の『プラレールのすべて』シリーズに一部重複するものの、本書一冊でプラレールの魅力を充分に伝える内容になっています。車両、レール、トンネルや駅などの情景部品、フィギュア人形のプラキッズに、版権グッズをカラー図版でたっぷりと紹介。また『プラレール４５年の歩み』と称し、当時の社会の出来事を年表にしたものと交えつつ、初期の電動プラ電車や生産中止になった列車を一挙に公開、『プラレール歴代車両製品一覧表と合わせて、きわめて資料性の高い構成になっています。プラレール初心者にも嬉しいレールの組み合わせ方を教えるレイアウト講座や、無料で楽しめる「京王レールランド」などの関連施設の紹介、金型からタイの工場での生産過程を見せる『プラレールのできるまで』と心憎いユーザーサービス。『プラレールのすべて』でも紹介された熱海で巨大レイアウト展開する木村啓氏のインタビュー、お座敷列車を借り切ったファンの集いと、本書が、子供よりも大人向けに作られた感じがしました。おまけに「機関車トーマス」に「エヌゲージ」も紹介するのは、やや商業主義といった感も否めませんが、特に最新機能を搭載したギミック満載の最新の製品を本書で知って、驚きとともに羨ましく、単なるカタログの類にとどまらない好印象を受けました。