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ジハードと死

Olivier Roy / 本

無料ダウンロードジハードと死 pdf - Olivier Royによるジハードと死は新評論 (2019/7/3)によって公開されました。 これには221ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、2人の読者から5の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

ジハードと死 の詳細

この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、ジハードと死の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : ジハードと死
作者 : Olivier Roy
ISBN-104794811241
発売日2019/7/3
カテゴリー本
ファイル名 : ジハードと死.pdf
ファイルサイズ29.39 (現在のサーバー速度は22.81 Mbpsです
無料ダウンロードジハードと死 pdf - 内容紹介 「イスラーム国」を自称するISIL(本書では「ダーイシュ」と表記)を含め、イスラーム過激派によるテロに関しては、すでに多くの著作が書かれているが、本著の著者オリヴィエ・ロワは独自の視点からこの問題に切り込む。「イスラームが過激化したのではなく、現代の過激性がイスラームのなかに入ってきた」、彼はそう主張するのだ。 そのさい著者は、イスラームの歴史という縦断的なアプローチではなく、19世紀のアナーキストにはじまり、文化大革命期(1960~70年代)中国の紅衛兵、1970~80年代の日本赤軍やドイツ赤軍、クメール・ルージュなどによる大量殺戮【ジェノサイド】、さらには1990年代のカルト教団の「集団自殺」を経て、現在のジハーディズムにいたるまでの暴力の系譜を横断的に辿ることで、現代のテロリズムを分析しようと試みる。 研究のベースとなっているのは、膨大な数のテロリストのプロファイルである。大量殺人に手を染めた人たちの履歴を具体的に調べると、現代の若いテロリストに共通するつぎのような横顔が浮かびあがる。 西洋社会にどちらかといえばよく同化した移民の第二世代に属していること。信仰とはほとんど無縁の生活をおくっていたのが、軽犯罪を犯したことを機に獄中でイスラーム過激思想と接したこと。多くの場合、過激思想への「目覚め」からきわめて短期間のうちにテロ行為に走っていること。さらには、改宗者がきわめて大きな割合を占めること。 なぜジハーディズムがこうした若者たちを惹きつけるのか? 著者はその答えを、現代のテロ組織の特徴――世代主義、死への希求、若者文化への徹底的な適応(音楽や映像の多用、コミュニケーション手段の共有など)――に見出している。たとえISILが壊滅しても、若者が死と暴力に自己実現を託す現象は形を変えて続くだろう。本書は、過激派の「魔法」を解くためには、まずはその現象を冷静に読み解く必要があると訴えているように思われる。(つじ・ゆみ 翻訳家) 内容(「BOOK」データベースより) 「イスラーム国」が崩壊しても問題は解決しない―テロリストの膨大なプロファイルを非宗教的観点から読みとき、周縁化された若者たちを「死にがい」に誘う幻想の正体を暴く。世界8カ国語に翻訳されたフランスのベストセラー日本上陸。 著者について Olivier ROY 1949年生まれ。政治学者。パリ政治学院、フランス国立東洋言語文化研究所卒。フランス国立科学研究センター主任研究員、フィレンツェ欧州大学院主任研究員。本書や『世界化したイスラーム』(L’Islam mondialis?)などの著作は大きな反響を呼び、英語をはじめ多数の言語に翻訳されている。作家・翻訳家。東京教育大学理学部修士課程修了後、パリに学ぶ。1996年、『世界の翻訳家たち』(新評論)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ロワ,オリヴィエ 1949年フランスのラ・ロシェルに生まれる。イスラーム主義および中東・中央アジアの文化・宗教研究を専門とする政治学者・哲学者。フランス国立東洋言語文化研究所およびパリ政治学院で学業を修める。政治学博士、哲学教授資格者。フランス国立科学研究センター主任研究員、フィレンツェ欧州大学院主任研究員。1960年代から数度にわたってアフガニスタンに長期滞在。1980年代におけるソ連のアフガニスタン侵攻に際して、アフガン人とともに抗ソ闘争に加わった。アフガニスタン戦争終結後、ウズベキスタン、タジキスタン、トルコ、パキスタン、イエメン等に滞在し、住民と直接交わりながら宗教・文化について民俗学的調査をおこなった。著書多数。かなりの作品が英語をはじめ多くの言語に翻訳されている 辻/由美 翻訳家・文筆家。著書:『世界の翻訳家たち』(新評論1995:第44回日本エッセイスト・クラブ賞、第32回日本翻訳出版文化賞特別賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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以下は、ジハードと死に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
ウィキペディアで、あの秋葉原通り魔事件と呼ばれる悪夢のような出来事の詳細を読むと、加害者は最後には警察官に拳銃を突きつけられ、武器を捨てたと記述されている。これは本書の著者が、《新しいのは、今日のテロリズムやジハーディズムが、断固たる死の希求と結びついている点だ》とし、近年の《テロリストのほとんどすべてが、自分たちの死が作戦の完遂にかならずしも必要でなくても、本気で逃亡しようとはせず、「自爆」するか、憲兵に射殺されている》と記していることと、どのような比較が可能だろうか。本書には、日本のいわゆる「通り魔事件」と中東が淵源とされる政治的と通常考えられているさまざまなテロ事件との比較に意味がないと言わせない論調が随所にある。たとえば日本の「通り魔事件」と比較しえるアメリカの銃乱射事件などへの言及だ。《ジハーディストとの共通点は、年齢、演出、大量殺人と犯人の自殺である》ときおり自殺志願者による凄惨な巻き添え的な事件のあった後のコメントとして、死にたいなら何故一人で死なないのかという言葉がある。だが本書で引用される言葉、《あなたがたが生を愛するように、われわれは死を愛している》は、死にたくない人こそを死への道程の巻き添えにしようとする不気味かつ悪魔的なささやきにも聞こえる。だがもともとはビンラーディンが発したとされるこの文言は、なんというか、彼らが「あなたがた」と名指している人々もまたその生のなかに死を含んで生きていることを無視した、というより見くびった独善を感じる。あるいはナルシシズムといったらいいだろうか。著者は本書のなかでテロリストたちの多弁性にふれている。《彼または彼女は、動画やチャット、ツイッター、スカイプ、ワッツアップメッセンジャーなどでインタビューに答えていて、きわめて多弁である。彼ら彼女らは仲間や母親に呼びかける。死を目前にして壮大な宣言を発し、動画で遺言をのこす。》このことも秋葉原事件の加害者にとって投稿していたネットの掲示板への関心が異常なほど強かったことを喚起させずにおかない。本書は、コンパクトな体裁ながら私が最も関心のある部分への追究が徹底してなされており読み応えがあった。

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