白土三平論 (ちくま文庫)ダウンロード
白土三平論 (ちくま文庫)
四方田 犬彦 / 本
白土三平論 (ちくま文庫)ダウンロード - 四方田 犬彦による白土三平論 (ちくま文庫)は筑摩書房 (2013/9/10)によって公開されました。 これには509ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、11人の読者から3.9の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
白土三平論 (ちくま文庫) の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、白土三平論 (ちくま文庫)の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : 白土三平論 (ちくま文庫)
作者 : 四方田 犬彦
ISBN-104480430997
発売日2013/9/10
カテゴリー本
ファイル名 : 白土三平論-ちくま文庫.pdf
ファイルサイズ20.97 (現在のサーバー速度は19.67 Mbpsです
白土三平論 (ちくま文庫)ダウンロード - 内容紹介 60年代に社会構造を描き出した『カムイ伝』、蜂起の歴史哲学を描いた『忍者武芸帳』等代表作、そして「食物誌」まで。文庫版への書き下ろしを収録。 内容(「BOOK」データベースより) 自然を前にした人間の卑小さを語り、階級闘争を鼓舞、古代神話を説いて博物史に到る。慢画家白土三平の本質とは何か。幼少時から白土作品に深く魅了されてきた著者による体系的研究の書。出自、貸本漫画時代、蜂起の哲学を描いた『忍者武芸帳』、階級差別を問う『カムイ伝』、そして食物誌まで、巨匠の全体像に迫る。漫画図版多数。文庫化に当たり、後日談「白土三平先生との一夜」を加筆。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 四方田/犬彦 1953年生まれ。東京大学文学部にて宗教学を、同大学院にて比較文学を修める。ソウルの建国大学校に始まり、コロンビア大学、テルアヴィヴ大学、明治学院大学などで、教授・客員教授として教鞭を執った。言語表現と映像、音声、都市を対象に批評活動を行なう。斎藤緑雨賞、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、講談社エッセイ賞などを受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
カテゴリー: 本
白土三平論 (ちくま文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
~四方田犬彦は初期の「クリティック」でひと味違うマンガ論を試み、期待された。その後しばらく経って、夏目房之介が表現論を切りひらくほぼ同じ時期に、雑誌に「コミックスの偶景」を連載し、それは「漫画原論」のタイトルでまとめられたが、以降夏目とは対照的に、表だった活動は見られなくなった。「漫画原論」は夏目表現論と呼応し合う重要な本ではあるが~~、もとのタイトルの片鱗も見られない、原論、と名づけてしまうところにやる気のなさのようなものが感じられ、正直のところ落胆させられた。~~瓜生吉則氏は、マンガでなくても語れることをマンガにかこつけたにすぎない社会反映論的マンガ評論への批判として現れた「マンガをマンガ自体として評価する」マンガ論に、<わたし>語りが織り込まれていることを指摘した。表現論は評者の感性に依存しないマンガ論の試みと言えるが、マンガを記号どころか「コマ」と「描線」にまで還元しようとする夏目のラ~~ジカルな意思も、模写によって得た経験を拠り所としていることで、マンガの「思想」や「生理みたいな場所」を描線やコマのなかに読み取ることは夏目の生理や思想が感応するところに限られるであろう。しかし問題は<わたし>語りから逃れられないことではなく、瓜生の言うように表現論が批評が一方的にマンガを選ぶ議論の恣意性を許容するお手軽な分析道具と~~化することである。四方田は現在のマンガ評論が極端に手塚に偏り70年以降白土を論じたものが皆無であることに愕然としながらも、子どもの頃微塵隠れの術を本気で試みた体験談からはじめて、デビューから現在に至る膨大な作品群を白土およびその関係者への取材と助言を頼りに丹念に採りあげていく。白土との出会いがなければ文筆と無縁であったかもしれないと最~~後に語られる本書は、40年以上に及ぶ白土読者としての経験からしか語り得ない証言として、未だかつてきちんと試みられていないマンガ史へと委ねられている。~
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